鳰鳥(にほとり)
鳰鳥(にほとり)は、カイツブリ科のカイツブリのこととされています。水辺の鳥で、よく水に潜って水中の小魚を食べるそうです。
鳰鳥(にほとり)を詠んだ歌
万葉集には8首に詠まれています。
0443: 天雲の向伏す国のますらをと言はれし人は.......(長歌)
0725: にほ鳥の潜く池水心あらば君に我が恋ふる心示さね
0794: 大君の遠の朝廷としらぬひ筑紫の国に.......(長歌)
2492: 思ひにしあまりにしかばにほ鳥のなづさひ来しを人見けむかも
3386: にほ鳥の葛飾早稲をにへすともその愛しきを外に立てめやも
3627: 朝されば妹が手にまく鏡なす御津の浜びに.......(長歌)
4106: 大汝少彦名の神代より言ひ継ぎけらく父母を.......(長歌)
4458: にほ鳥の息長川は絶えぬとも君に語らむ言尽きめやも