第四巻 : 風高く辺には吹けども妹がため
2001年7月8日(日)更新
原文: 風高 邊者雖吹 為妹 袖左倍所沾而 苅流玉藻焉
作者: 紀女郎(きのいらつめ)
よみ: 風高く、辺(へ)には吹けども、妹(いも)がため、袖(そで)さへ濡(ぬ)れて、刈(か)れる玉藻(たまも)ぞ
意味: 風が高くて、海辺にも吹いていたけれど、あなたのために袖(そで)まで濡(ぬ)らして採ってきた玉藻(たまも)なのよ。
紀女郎(きのいらつめ)、名前は小鹿(おしか)というのですが、友達のために海藻をおみやげに持ってきたときの歌だそうです。
第四巻