第14巻 : 富士の嶺のいや遠長き山道をも

2010年06月06日(日)更新


原文: 不盡能祢乃 伊夜等保奈我伎 夜麻治乎毛 伊母我理登倍婆 氣尓餘婆受吉奴

作者: 不明

よみ: 富士の嶺(ね)のいや遠(とほ)長き、山道(やまぢ)をも、妹(いも)がりとへば、けによばず来(き)ぬ

意味: 富士の嶺(ね)のとっても長い山道でも、君のところへ来ると思えば、息も切らせずにやってきたんだ。

「妹(いも)がり」の「がり」は、「~の居るところへ」という意味です。

雲のかかる富士 撮影(2000.8.5) by きょう

第14巻