第十四巻 : 足の音せず行かむ駒もが

2009年12月13日(日)更新


原文: 安能於登世受 由可牟古馬母我 可豆思加乃 麻末乃都藝波思 夜麻受可欲波牟

作者: 不明

よみ: 足(あ)の音せず、行かむ駒(こま)もが、葛飾(かつしか)の、真間(まま)の継橋(つぎはし)、やまず通(かよ)はむ

意味: 足音のしないでゆく馬(うま)がいたらなぁ。葛飾(かつしか)の真間(まま)の継橋(つぎはし)をいつも通ってあのひとに会いたい。

今の「真間(まま)の継橋(つぎはし)」は写真のようにずいぶんと派手ですが、昔の橋は入り江の杭(くい)に継ぎ板を渡したような簡単なものだったそうです。この真間のあたりは、昔は海岸だったとのことです。

撮影  by きょう

第14巻