原文
安乎楊木能 波良路可波刀尓 奈乎麻都等 西美度波久末受 多知度奈良須母
作者
不明
よみ
青柳(あをやぎ)の、張(は)らろ川門(かはと)に、汝(な)を待つと、清水(せみど)は汲(く)まず、立ち処(ど)平(なら)すも
意味
青々とした柳(やなぎ)が芽吹く川の水汲み場で、あなたを待っていようと清水も汲まずに足踏みをして地ならしをしています。
・女性が詠んだ歌ですね。
- rough meaning: I am stepping on the ground while waiting for you without drawing water at the river where budding willows grow.
補足
この歌は「東歌(あずまうた:古代の東国の歌)」のひとつです。