第14巻 : 苗代の小水葱が花を衣に摺りを
2001年12月2日(日)更新 |
原文: 奈波之呂乃 古奈宜我波奈乎 伎奴尓須里 奈流留麻尓末仁 安是可加奈思家 作者:不明 よみ: 苗代(なはしろ)の、小水葱(こなぎ)が花を、衣(きぬ)に摺(す)り、なるるまにまに、あぜか愛(かな)しけ |
意味: 苗代(なはしろ)の小水葱(こなぎ)の花を衣に擦り付けましたが、着慣れるにつれて、なぜか愛(いと)しくなります。 女性とのお付き合いが長くなるにつれて愛しくなってきている気持ちを詠んだ歌ですね。 小水葱(こなぎ)は、今のミズアオイ科の一年草とされています。 |