2009年12月20日(日)更新 |
武蔵(むさし)の国の埼玉(さきたま)郡のことです。現在の埼玉県の熊谷・行田・羽生周辺をいいます。現在、地名として残っているのは「埼玉県行田(ぎょうだ)市大字埼玉(さきたま)」です。この埼玉には稲荷山古墳を代表とする巨大古墳群があり、その入り口付近に「埼玉県発祥の地」の碑が建てられています。 「埼玉(さきたま)の」と明確に詠んでいる歌は2首あります。 |
1744: 埼玉の小埼の沼に鴨ぞ羽霧るおのが尾に降り置ける霜を掃ふとにあらし 3380: 埼玉の津に居る船の風をいたみ綱は絶ゆとも言な絶えそね |