万葉集: 栲島(たくしま)

2007年05月13日(日)更新


万葉歌に「栲島(たくしま)」と詠まれている島は、島根県松江市八束町の大根島(だいこんしま)とされています。

大根島は、元々は「たこ島」と呼ばれていたそうで、次のような経緯で、現在の大根島となったとのことです。
たこ島→栲島(たくしま)→太根島(たくしま)→大根島(たいくしま)→大根島(だいこんしま)

万葉集には1首だけに詠まれています。

大根島 撮影(2007.05.02) by きょう

出雲風土記には、「鷲が1匹のたこを捕え、飛んできてこの島に降りたのでたこ島と呼ぶようになったが、今は栲島(たくしま)と呼ばれている」ということが書かれています。


1249: 娘子らが織る機の上を真櫛もち掻上げ栲島波の間ゆ見ゆ


万葉の故地【全国】