牛窓(うしまど) 撮影(2011.12.03) by きょう

牛窓(うしまど)

牛窓(うしまど)は、現在の岡山県瀬戸内市牛窓町とされています。牛窓からは、目の前に前島、黒島を見ることができます。特に前島は牛窓の地の防波堤のようにも見えます。

牛窓(うしまど)を詠んだ歌

万葉集には、1首だけに詠まれています。

2731: 牛窓の波の潮騒島響み寄そりし君は逢はずかもあらむ

補足

牛窓(うしまど)にある牛窓神社の由緒略記には、牛窓の地の由来(備前国風土記逸文)が次のように書かれています。

牛窓神社 撮影(2011.12.03) by きょう

神功皇后(じんぐうこうごう)の船が牛窓の海を通っていたとき、大きな牛が舟をひっくり返そうとしました。その時、住吉の明神が老翁(おきな)になって、その牛の角を持って、投げ倒しました。そこから、この地を「牛転(うしまろび)」と名づけました。それが「牛窓(うしまど)」と訛ったのです。

更新日: 2011年12月11日(日)