荒海(あらうみ)・荒波(あらなみ)
荒海(あらうみ/あらみ)は、強い風によって荒い波の立っている海のことです。
荒海(あらうみ)・荒波(あらなみ)を詠んだ歌
万葉歌では、荒海に船を出すことを詠んだ歌がほとんどです。現在でも荒海は航海の最大の障害ですが、万葉の頃はまさに命がけだったのですね。
0226: 荒波に寄り来る玉を枕に置き我れここにありと誰れか告げなむ
1266: 大船を荒海に漕ぎ出でや船たけ我が見し子らがまみはしるしも
1453: 玉たすき懸けぬ時なく息の緒に我が思ふ君は.......(長歌)
3582: 大船を荒海に出だしいます君障むことなく早帰りませ