第九巻 : 夕されば小倉の山に伏す鹿の

2004年02月29日(日)更新


原文: 暮去者 小椋山尓 臥鹿之 今夜者不鳴 寐家良霜

作者: 雄略天皇(ゆうりゃくてんのう)

よみ: 夕(ゆふ)されば、小倉(をぐら)の山に、伏(ふ)す鹿(しか)の、今夜(こよひ)は鳴かず、寐(い)ねにけらしも

意味: 夕暮れになると小倉の山に伏す鹿(しか)は、今夜は鳴かないで寝てしまったようですね。

この歌は、舒明天皇(じょめいてんのう)の歌とも伝えられています。

鹿 撮影 by きょう

第九巻