第九巻 : 大滝を過ぎて夏身に近づきて
2010年01月03日(日)更新
原文: 大瀧乎 過而夏箕尓 傍為而 浄川瀬 見何明沙
作者: 兵部川原(ひょうぶのかはら)
よみ: 大滝を、過ぎて夏身(なつみ)に近づきて、清き川瀬を、見るがさやけさ
意味: 大滝を過ぎて、ここ菜摘(なつみ)に近寄って清い川瀬を見るとすがすがしい気分です。
「傍為而」を「そほりゐて」と読む説もあります。「そほりゐて」は、「そばに居て」というような意味です。
「大滝」は、吉野の宮滝のことでしょうか。それとも、菜摘(なつみ)の川の上流のもっと流れの強いところでしょうか。。。
第九巻