第十九巻 : 山吹を宿に植ゑては見るごとに
2000年3月26日(日)更新
原文: 山吹乎 屋戸尓殖弖波 見其等尓 念者不止 戀己曽益礼
作者: 大伴家持(おおとものやかもち)
よみ:
山吹(やまぶき)
を、宿(やど)に植ゑては、見るごとに、思ひはやまず、恋こそまされ
山吹(やまぶき)
を庭に植えて、その花を見るたびに、思いが止むどころか、より恋心がますばかりです。
第十九巻