第十九巻 : 梅の花咲けるが中にふふめるは

2002年2月3日(日)更新


原文: 梅花 開有之中尓 布敷賣流波 戀哉許母礼留 雪乎持等可

作者: 茨田王(まんだのおほきみ)

よみ: 梅の花、咲けるが中に、ふふめるは、恋(こひ)か隠(こも)れる、雪を待つとか

意味: 梅の花が咲いている中に、つぼみのままのものがあるのは、恋しているからなのか、雪を待っているのか・・・・・・

天平勝宝5年(753)1月4日に石上朝臣(いそのかみのあそみ)宅嗣(やかつぐ)のお宅での宴会に詠まれた歌です。

撮影(2002.1) by きょう

第十九巻