第一巻 : 日並の皇子の尊の馬なめて

平成11年7月19日(月)更新


原文: 日雙斯 皇子命乃 馬副而 御猟立師斯 時者来向

作者: 柿本朝臣人麻呂(かきのもとのひとまろ)

よみ: 日並(ひなみし)の皇子の命(みこと)の馬並(な)めて、み狩り立たしし時は来向ふ


意味: 日並(ひなみし)の皇子が、を並べて狩りをおはじめになったあの時がやってこようとしています。

背景: この歌は、日並(ひなみし)の皇子のお子さんである軽皇子が奈良の安騎(あき)の野で野宿をしたときに、同行した柿本朝臣人麻呂(かきのもとのひとまろ)が日並の皇子を偲んで歌った歌の一つです。


第一巻