原文

真十鏡 可照月乎 白妙乃 雲香隠流 天津霧鴨

作者

不明

よみ

まそ鏡、照るべきを、白栲(しろたへ)の、か隠せる、天(あま)つかも

月 撮影 by きょう

意味

照るはずのを、白いが隠しているのでしょうか。それとも天のが隠しているのでしょうか。

「まそ鏡」は、澄んだ立派な鏡というような意味です。この歌では、を導く枕詞(まくらことば)として使われています。

補足

この歌(を含む複数の歌)の題詞には「月を詠(よ)む」とあります。

更新日: 2015年01月18日(日)