原文

泊瀬川 白木綿花尓 堕多藝都 瀬清跡 見尓来之吾乎

作者

不明

よみ

泊瀬川(はつせがは)、白木綿花(しらゆふはな)に、落ちたぎつ、瀬をさやけみと、見に来し我れを

初瀬側 撮影(2014.05) by きょう

意味

泊瀬川が白い木綿花のようにたぎり落ちています。そんな瀬をさわやかだと見にきまた私です。

「木綿花(ゆうばな)」は楮(こうぞ)の樹皮から作った木綿(ゆう)と呼ばれる繊維で作った花のことです。

補足

私たちが知っている「木綿(もめん)」が日本に入ってきたのは平安時代以降とされています。

更新日: 2014年09月07日(日)