初瀬川(はつせがわ) Hatsusegawa(river)

初瀬川 撮影 by きょう

初瀬川は奈良県桜井市の北東部付近から、三輪山(みわやま)のそばを通って奈良盆地へ流れ、大和川に注いでいます。古代から舟運の水路として活用されてきたそうです。

- The Hatsuse River flows from the vicinity of the northeastern part of Sakurai City, Nara Prefecture, through the side of Mt. Miwa to the Nara Basin, and flows into the Yamato River. It seems that it has been used as a waterway of ship transportation from the ancient times.

初瀬川(はつせがわ)を詠んだ歌

万葉集には「泊瀬川」と書かれています。

0079: 大君の命畏み柔びにし家を置きこもりくの泊瀬の川に.......(長歌)

0991: 石走りたぎち流るる泊瀬川絶ゆることなくまたも来て見む

1107: 泊瀬川白木綿花に落ちたぎつ瀬をさやけみと見に来し我れを

1108: 泊瀬川流るる水脈の瀬を早みゐで越す波の音の清けく

1382: 泊瀬川流るる水沫の絶えばこそ我が思ふ心遂げじと思はめ

1770: みもろの神の帯ばせる泊瀬川水脈し絶えずは我れ忘れめや

1775: 泊瀬川夕渡り来て我妹子が家の金門に近づきにけり

2706: 泊瀬川早み早瀬をむすび上げて飽かずや妹と問ひし君はも

3226: さざれ波浮きて流るる泊瀬川寄るべき礒のなきが寂しさ

更新日: 2019年04月28日(日)