第七巻 : 志賀の海人の塩焼く煙

2009年12月13日(日)更新


原文: 之加乃白水郎之 燒塩煙 風乎疾 立者不上 山尓軽引

作者: 不明

よみ: 志賀(しか)の海人(あま)の、塩焼く煙(けぶり)、風をいたみ、立ちは上(のぼ)らず、山にたなびく

意味: 志賀島(しかのしま)の海人(あま)が塩を採るために(海藻を)焼く煙は、風が強いので、立ち上ることなく、山のほうにたなびいています。

海人(あま)」は、海で魚や海藻を採ったり、海藻を焼いて塩をとったりして生活している人のことです。

志賀島の万葉歌碑 撮影(2001.3.10) by きょう

第七巻