海神 持在白玉 見欲 千遍告 潜為海子
柿本人麻呂歌集より
海神(わたつみ)の、持てる白玉(しらたま)、見まく欲(ほ)り、千(ち)たびぞ告(の)りし、潜(かづ)きする海人(あま)
海の神が持っている真珠を見たくて、何度も唱えごとを言いましたよ、海にもぐる海人(あま)は。
親御さんに大切にされている娘さんのことを真珠にたとえて詠んだ歌と考えられています。