第七巻 : 見れど飽かぬ人国山の木の葉をし

2000年1月23日(日)更新


原文: 雖見不飽 人國山 木葉 己心 名著念

作者: 柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)歌集より

よみ:見れど飽かぬ、人国山(ひとくにやま)の、木の葉をし、我が心から、なつかしみ思ふ

意味: 見飽きることの無い、人国山(ひとくにやま)の木の葉のことを、心から慕わしく思っています。

「人国山(ひとくにやま)」がどこかは、はっきりとはしていません。「木の葉」は思いを寄せる人のことで、「人国山」は具体的な山のことを言っているのではないもしれませんね。

具満タン7より

第七巻