第七巻 : この山の黄葉が下の花を我れ

平成10年10月11日(日)更新


原文: 是山 黄葉下 花矣我 小端見 反戀

作者:不明

よみ: この山の、黄葉(もみち)が下の、花を我(わ)れ、はつはつに見て、なほ恋ひにけり

意味: この山の黄葉の下の花を、ちらっとみてからは、いっそう恋しくなってしまいました。

「はつはつに」とは、「わずかに」とか「ちらっと」という意味です。もちろん、恋しいのは、「あの娘」のことですよね。


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