白玉乎 手者不纒尓 匣耳 置有之人曽 玉令詠流
不明
白玉(しらたま)を、手には巻かずに、箱のみに、置けりし人ぞ、玉(たま)嘆(なげ)かする
白玉(しらたま)を、手には巻かずに、箱の中にしまって置く人が、玉(たま)を泣かせるのです。
・白玉(しらたま)を女性に譬(たと)えています。ただ、その女性を束縛しているのが女性の親なのか旦那さんなのか、状況ははっきりしませんね。
この歌を含む1317番歌の題詞には「玉に寄せる」とあります。