第七巻 : 南淵の細川山に立つ檀弓
2001年11月18日(日)更新 |
原文: 南淵之 細川山 立檀 弓束纏及 人二不所知 作者: 不明 よみ: 南淵(みなぶち)の、細川山(ほそかはやま)に、立つ檀(まゆみ)、弓束(ゆつか)巻くまで、人に知らえじ |
意味: 南淵(みなぶち)の、細川山(ほそかはやま)に立っている檀(まゆみ)さん、弓になるまでは、人に知られないようにしましょうね。 南淵(みなぶち)は、現在の奈良県明日香村の稲淵(いなぶち)です。 |
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「弓束(ゆつか)」は弓を射るときに持つところです。この「弓束(ゆつか)」に皮などを巻いて弓が出来上がるまで人に知られないように、とは、恋のことを言っているのかもしれませんね。 |