氣緒尓 念有吾乎 山治左能 花尓香公之 移奴良武
不明
息の緒(を)に、思へる我れを、山ぢさの、花にか君が、うつろひぬらむ
私はあなたのことを、命のかぎり想っているのに、あなたは、山ぢさの花がすぐにしぼんで色が変わってしまうように、心変わりしてしまわれたのでしょうか。