原文

馬並■ 伊射宇知由可奈 思夫多尓能 伎欲吉伊蘇未尓 与須流奈弥見尓

作者

大伴家持(おおとものやかもち)

よみ

馬(うま)並(な)めて、いざ打ち行かな、渋谿(しぶたに)の、清き礒廻(いそみ)に、寄する波見に

意味

渋谿 撮影(2009.09) by きょう

馬(うま)を並べて、さぁ、出かけましょう。渋谿(しぶたに)の清い磯辺に寄せる波を見に。

- Why don't we now line up the horses and go out to see the waves approaching the clean rocky shore of Shibutani.

補足

天平18年(西暦746年)8月7日、大伴家持(おおとものやかもち)の館に集って宴を催したときの歌のひとつです。

更新日: 2022年06月12日(日)