原文: 鯨魚取 濱邊乎清三 打靡 生玉藻尓 朝名寸二 千重浪縁 夕菜寸二 五百重<波>因 邊津浪之 益敷布尓 月二異二 日日雖見 今耳二 秋足目八方 四良名美乃 五十開廻有 住吉能濱
作者: 車持千年(くるまもちのちとせ)
よみ: 鯨魚(いさな)取り、浜辺(はまへ)を清(きよ)み、うち靡(なび)き、生(お)ふる玉藻(たまも)に、朝なぎに、千重波(ちへなみ)寄(よ)せ、夕(ゆふ)なぎに、五百重波(いほへなみ)寄す、辺(へ)つ波の、いやしくしくに、月に異(け)に、日に日に見とも、今のみに、飽(あ)き足(た)らめやも、白波(しらなみ)の、い咲(さ)き廻(めぐ)れる、住吉(すみよし)の浜(はま)
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