原文

奥浪 邊波安美 射去為登 藤江乃浦尓 船曽動流

作者

山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)

よみ

沖つ波、辺波(へなみ)静けみ、漁(いざ)りすと、藤江の浦に、舟ぞ騒(さわ)ける

藤江の浦 撮影(2011.12) by きょう

意味

沖の波、岸辺の波が静かなので、魚取りをしようと、藤江の浦に、舟がたくさんで賑わっています。

補足

この歌を含む四首の題詞には、「山部宿祢赤人(やまべのすくねあかひと)の作る歌一首 并(あわ)せて短歌。」とあります。

更新日: 2015年01月25日(日)