原文

虎尓乗 古屋乎越而 青淵尓 鮫龍取将来 劒刀毛我

作者

境部王(さかいべのおおきみ)

よみ

虎(とら)に乗り、古屋(ふるや)を越えて、青淵(あをふち)に、蛟龍(みつち)捕(と)り来(こ)む、剣太刀(つるぎたち)もが

意味

虎(とら)に乗って、古屋(ふるや)を越えて、青く水をたたえた深い淵(ふち)にいる龍(りゅう)を捕らえてこれるような剣大刀があったらなぁ。

撮影(2010.07) by きょう

補足

宴席で戯(たわむれ)れに詠んだ歌のひとつです。

境部王(さかいべのおおきみ)は、穂積王(ほずみのおおきみ)の子です。

蛟龍(みつち)は、想像上の動物で、龍になろうとしている動物(龍の子供という説も)と考えられています。また、四本の足を持っており、大水を起こすとも考えられています。

更新日: 2011年03月20日(日)