第十六巻 : ひさかたの雨も降らぬか蓮葉に

平成10年10月4日(日)更新


原文: 久堅之 雨毛落奴可 蓮荷尓 渟在水乃 玉似有将見

作者: 不明

よみ: ひさかたの、雨も降らぬか、蓮葉(はちすば)に、溜(た)まれる水の、玉に似たる見む

意味: が降らないでしょうかね。の葉にたまった水が玉のようになるのを見たいと思います。

ある宴会のときに食べ物を蓮の葉に盛ったそうで、その蓮にちなんで詠んだ歌だそうです。


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