第十巻 : もしきの大宮人のかづらける

2004年01月25日(日)更新


原文: 百礒城 大宮人之 蘰有 垂柳者 雖見不飽鴨

作者: 不明

よみ: ももしきの、大宮人(おほみやひと)の、かづらける、しだり柳(やなぎ)は、見(み)れど飽(あ)かぬかも

意味: 大宮人(おほみやひと)がかづらにしているしだれ柳(やなぎ)は見飽きることがありません。

「ももしきの」は「大宮人(おほみやひと)」を導く枕詞(まくらことば)です。

「かづら(鬘)」は、柳や、つる性の植物を頭に巻いて作った髪飾りです。

平城京の柳 撮影(2000)by きょう

第十巻