原文
雨へ之 雲尓副而 霍公鳥 指春日而 従此鳴度
作者
不明
よみ
雨晴(あまば)れの 雲(くも)にたぐひて 霍公鳥(ほととぎす) 春日(かすが)をさして こゆ鳴き渡る
意味
雨(あめ)が上がり晴れた空の雲(くも)とともに、霍公鳥(ほととぎす)が春日(かすが)をさして、ここを鳴いてゆきます。
・春日(かすが)は、一般には奈良の春日山と考えられているようです。
- rough meaning: The rain stopped and the sky is clear, the Hototogisu(little cuckoo) are crying and flying to Kasuga along with the clouds.
補足
・「鳥(とり)を詠む」と題された歌のひとつです。