原文

吾妹子尓 相市乃花波 落不過 今咲有如 有与奴香聞

作者

不明

よみ

我妹子(わぎもこ)に 楝(あふち)の花は 散り過ぎず 今咲けるごと ありこせぬかも

意味

センダン by 写真AC

私の妻に逢う、その言葉を含んだ楝(あふち)の花が散らずに咲いているように、いつまでも逢ってくれないかなぁ。

・「我妹子(わぎもこ)に」で楝(あふち)を導いて、「あふ(逢ふ)」に掛けています。

・いつまでも長く妻と逢っていたい、と願っている気持ちを詠んだ歌ですね。

補足

を詠む」歌のひとつです。

更新日: 2019年02月24日(日)