比日之 秋朝開尓 霧隠 妻呼雄鹿之 音之亮左
不明
このころの、秋(あき)の朝明(あさけ)に、霧(きり)隠(ごも)り、妻(つま)呼ぶ鹿(しか)の、声のさやけさ
この頃の秋(あき)の夜明けに、霧(きり)の中で妻(つま)を呼び、鳴いている鹿(しか)の声がさわやかです。
この歌の題詞には、「鹿の鳴(ね)を詠む」とあります。