原文
秋芽子之 戀裳不盡者 左壮鹿之 聲伊續伊継 戀許増益焉
作者
不明
よみ
秋萩(あきはぎ)の 恋(こひ)も尽きねば さを鹿の 声(こゑ)い継(つ)ぎい継ぎ 恋(こひ)こそまされ
意味
秋萩(あきはぎ)が恋しいのに、牡鹿(おじか)の声が次々と聞こえてきて、恋する気持ちがますますつのります。
・
- rough meaning: Even though I miss the autumn bush clovers, I can hear the crying of male deers one after another, my feelings of falling in love of them are growing.
補足
・「鹿(しか)の鳴(ね)を詠む」と題された歌のひとつです。