第十巻 : 秋山をゆめ人懸くな忘れにし

平成11年11月7日(日)更新


原文: 秋山乎 謹人懸勿 忘西 其黄葉乃 所思君

作者: 不明

よみ: 秋山を、ゆめ人懸(か)くな、忘れにし、その黄葉(もみちば)の、思ほゆらくに

意味: 秋山のことは決して口に出して言わないで。忘れていたあの黄葉(もみちば)のことを思い起こしてしまうから・・・・

「懸(か)く」にはいろいろな意味がありますが、ここでは、「口に出して言う」ことです。

この歌を詠んだ人には、紅葉に対してのなにか特別な思い出があったのでしょうか・・・・

撮影(1999.10.31) by きょう

第十巻