大坂乎 吾越来者 二上尓 黄葉流 志具礼零乍
不明
大坂(おほさか)を、我が越え来れば、二上に、黄葉(もみちば)流る、しぐれ降りつつ
大坂を、私が越えて来ると、二上山に黄葉(もみちば)が散り流れています。しぐれが降り続いて。
「黄葉(もみち)を詠む」歌のひとつです。
・大坂は、河内と奈良を結ぶ道にある峠道です。