第十巻 : 朝露に咲きすさびたる月草の

平成11年11月28日(日)更新


原文: 朝露尓 咲酢左乾垂 鴨頭草之 日斜共 可消所念

作者: 不明

よみ: 朝露(あさつゆ)に、咲きすさびたる月草(つきくさ)の、日くたつなへに、消(け)ぬべく思ほゆ

意味: 朝露(あさつゆ)をうけて咲いていた月草(つきくさ)が、日が暮れるにつれてしぼんでゆくように、あなたを待っている私の心も消え入りそうになります。


第十巻