第十巻 : 祝らが斎ふ社の黄葉も

2009年11月15日(日)更新


原文: 祝部等之 齋經社之 黄葉毛 標縄越而 落云物乎

作者: 不明

よみ: 祝(はふり)らが、斎(いは)ふ社(やしろ)の、黄葉(もみちば)も、標縄(しめなは)越えて、散るといふものを

意味: 神官たちが大切に育て祭っている社(やしろ)の黄葉(もみちば)も、標縄(しめなは)を越えて、散るというのに。

祝(はふり)は、神さまに奉仕し祭儀などをおこなう人です。

注連縄(しめなわ) 撮影(2006) by きょう

親が大事にしている娘さんでも思い切って外に出てきて逢ってほしい、と願っている歌のようです。


第十巻