原文

零雪 虚空可消 雖戀 相依無 月經在

作者

柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より

よみ

降る雪(ゆき)の、空に消ぬべく、恋ふれども、逢ふよしなしに月ぞ経(へ)にける

雪 撮影(2013) by きょう

意味

降る雪(ゆき)のように、空に消えてしまいそうなほど恋しいけれど、逢うこともできず、月日が過ぎてしまいました。

補足

冬の相聞歌(そうもんか)のひとつです。

更新日: 2013年02月10日(日)