第十巻 : 沫雪は千重に降りしけ恋ひしくの
2006年02月05日(日)更新
原文: 阿和雪 千重零敷 戀為来 食永我 見偲
作者: 柿本人麻呂(かきのもとのひとまろ)歌集より
よみ: 沫雪(あわゆき)は、千重(ちへ)に降(ふ)りしけ、恋(こ)ひしくの、日(け)長き我(わ)れは、見つつ偲(しの)はむ
意味: 沫雪(あわゆき)よ、幾重(いくえ)にも降り積もれ。何日も何日も長く恋し続けた私は、雪を見てあの人のことを思います。
第十巻