第十三巻 : 明日香川瀬々の玉藻のうち靡き
2007年10月07日(日)更新
原文: 明日香河 瀬湍之珠藻之 打靡 情者妹尓 因来鴨
作者: 不明
よみ: 明日香川(あすかがは)、瀬々(せぜ)の玉藻(たまも)の、うち靡(なび)き、心は妹(いも)に、寄(よ)りにけるかも
意味: 明日香川(あすかがは)の瀬に生えている藻(も)が流れに揺れ動くように、私の心はあなたになびいています。
瀬(せ)は、川の浅いところ(浅瀬)や川の流れが急なところを指します。
第十三巻