第三巻 : 昔こそ難波田舎と言はれけめ
2010年01月03日(日)更新 |
原文: 昔者社 難波居中跡 所言奚米 今者京引 都備仁鷄里 作者: 藤原宇合(ふじわらのうまかい) よみ: 昔こそ、難波田舎(なにはゐなか)と言はれけめ、今は都(みやこ)引き、都(みやこ)びにけり |
意味: 昔は、「難波は田舎」なんて言われたけれど、今は(難波の)都の造営をしているので、すっかり都会風になりましたよ。 藤原宇合(ふじわらのうまかい)は、神亀3年(726)に知造難波宮事(難波宮の造営のための長官)に任命され、難波の宮の造営をし、天平4年(732)に完成させました。 |