第三巻 : 意宇の海の河原の千鳥汝が鳴けば
2007年05月20日(日)更新 |
原文: 飫海乃 河原之乳鳥 汝鳴者 吾佐保河乃 所念國 作者: 門部王(かどべのおおきみ) |
よみ: 意宇(おう)の海の、河原(かはら)の千鳥(ちどり)、汝が鳴けば、我が佐保川(さほかは)の、思ほゆらくに |
意味: 意宇(おう)の海の河原(かはら)の千鳥(ちどり)、君が鳴くと私のなつかしい佐保川(さほがわ)のことを思い出すよ。 「意宇(おう)の海の河原」は、出雲国府(いずものこくふ)の近くを流れている川です。門部王(かどべのおおおきみ)が出雲守(いずものかみ)として赴任(ふにん)していたときに詠んだ歌ですね。 |