築羽根矣 卌耳見乍 有金手 雪消乃道矣 名積来有鴨
丹比真人國人(たじひのまひとくにひと)
筑波嶺(つくはね)を、外(よそ)のみ見つつ、ありかねて、雪消(ゆきげ)の道を、なづみ来るかも
筑波山を遠くから見ているだけでは飽き足らず、雪解けの道を苦しみながらやってきました。。
・この歌を含む0382番歌の題詞には、「筑波岳に登りて丹比真人國人(たじひのまひとくにひと)の作る歌一首[并(あわ)せて短歌]」とあります。この歌は、短歌のほうです。