原文

築羽根矣 卌耳見乍 有金手 雪消乃道矣 名積来有鴨

作者

丹比真人國人(たじひのまひとくにひと)

よみ

筑波嶺(つくはね)を、外(よそ)のみ見つつ、ありかねて、雪消(ゆきげ)の道を、なづみ来るかも

意味

筑波山 写真ACより

筑波山を遠くから見ているだけでは飽き足らず、雪解けの道を苦しみながらやってきました。。

補足

・この歌を含む0382番歌の題詞には、「筑波岳に登りて丹比真人國人(たじひのまひとくにひと)の作る歌一首[并(あわ)せて短歌]」とあります。この歌は、短歌のほうです。

更新日: 2018年11月25日(日)