原文 Original Text
妹家尓 開有梅之 何時毛々々々 将成時尓 事者将定
作者 Author
藤原朝臣八束(ふじはらのあそんやつか) Fujihara-no-Ason-Yatsuka
よみ Reading
妹(いも)が家(いへ)に 咲きたる梅(うめ)の いつもいつも なりなむ時に 事(こと)は定(さだ)めむ
- Imo ga ihe ni Sakitaru Ume no Itsumo itsumo Narinamu toki ni Koto ha sadamemu.
意味 Meaning
あなたの家に咲いている梅(うめ)が、いつでもよいから、実を結んだときにその事を決めましょう。
・「その事」とは、結婚のことのようですね。
- rough meaning: Let's decide that matter, when the Ume blossoms in your house bear fruit at any time.("that matter" implies marriage.)
補足 Note
この歌の題詞に、「藤原朝臣八束(ふじはらのあそんやつか)の梅(うめ)の歌二首 [八束(やつか)、後の名は真楯(またて) 房前(ふささき)の第三子]」とあります。