第三巻 : 風速の美穂の浦みの白つつじ
2010年05月30日(日)更新
原文: 加座□(白偏に番)夜能 美保乃浦廻之 白管仕 見十方不怜 無人念者
作者:河辺宮人(かはべのみやひと)
よみ: 風速(かざはや)の、美穂(みほ)の浦(うら)みの、白つつじ、見れどもさぶし、亡き人思へば
意味: 亡くなった人の事を思うと、美穂の浦に咲く白つつじをみてもさびしいことです。
河辺宮人(かはべのみやひと)が、姫島というところで美しい人の亡骸を悲しんで作った歌のひとつです。
第三巻