神山之 山下響 逝水之 水尾不絶者 後毛吾妻
不明
三輪山(みわやま)の、山下(やました)響(とよ)み、行く水の、水脈(みを)し絶えずは、後(のち)も我が妻
三輪山(みわやま)の山のふもとを響かせて流れゆく水の、水脈(みを)が絶えないように、後々も私の妻ですよ。
水脈(みを)は、流れの深いところをいいます。
この流れは、初瀬川のことです。