第十二巻 : ゆくへなみ隠れる小沼の下思に
2009年06月21日(日)更新
原文: 去方無三 隠有小沼乃 下思尓 吾曽物念 頃者之間
作者: 不明
よみ: ゆくへ無(な)み、隠(こも)れる小沼(をぬ)の、下思(したもひ)に、我(あ)れぞ、物思(ものおも)ふ、このころの間(あひだ)
意味: 流れ出るところの無い沼(ぬま)のように、心の奥底で私は思っています。このころずっと。
「ゆくへ無み」は、「行方(ゆくえ)」が「無い」という意味です。
第十二巻