第十二巻 : 朝霜の消ぬべくのみや時なしに
2007年03月11日(日)更新
原文: 朝霜乃 可消耳也 時無二 思将度 氣之緒尓為而
作者: 不明
よみ: 朝霜(あさしも)の、消(け)ぬべくのみや、時なしに、思ひわたらむ、息の緒(を)にして
意味: 朝霜(あさしも)のように消え入るように、いつもいつも思い続けているのでしょうか、命のかぎり。
「息」は、呼吸のことで、命の意味です。「息の緒(を)」は、命が糸のように長く続くことのイメージです。
第十二巻